よくあるご質問

Frequently Asked Questions

Question 1. サービス全体でのご質問

Q. 1-1 解析に用いているシーケンサーは何ですか?

Q. 1-2 解析で得られるデータ量はどれくらいですか?

Q. 1-3 シーケンサーを利用して発表された論文にはどんなものがありますか? 

Q. 1-4 インフォバイオ社に依頼するメリットは何ですか? 

Q. 1-5 解析に必要な試料の量を教えてください。

 

Question 2 ご注文前のご質問

Q. 2-1 大量のデータを自分で処理できるか不安ですが大丈夫ですか?

Q. 2-2 取扱代理店を教えてください。

Q. 2-3 詳しい人に説明に来てもらいたい。

Q. 2-4 解析費が高額だと注文できません。

Q. 2-5 納期を教えてください。

Q. 2-6 以前調製したRNAでも解析できますか?

Q. 2-7 mRNAシーケンシング解析だけでなく、5’末端解析や3’領域解析を受託している理由を教えてください。

Q. 2-8 いまマイクロアレイで研究を進めていますが・・・

 

Question 3 ご注文後、試料発送前のご質問

Q. 3-1 サンプルシートの送り方を教えてください。

Q. 3-2 サンプルを週末に送る予定ですが、問題はないでしょうか? 

Q. 3-3 データはどのように納品されるのですか?

Q. 3-4 インフォバイオ社に送った試料や研究情報は悪用されませんか?

 
 

 

ご質問 回答

Question 1. サービス全体でのご質問

Q. 1-1 解析に用いているシーケンサーは何ですか?

Illumina社 HiSeq2000、HiSeq4000、HiSeq X、MiSeqまたはPacific Biosciences社 PacBioを用いますが、シーケンシング作業そのものはパートナー企業に依頼しています。依頼先は多数の装置を保有しておりますので、多様または大量のご依頼に対応いたします。

 

Q. 1-2 解析で得られるデータ量はどれくらいですか?

装置から得られるデータ量は日々急速に進歩しています。Illumina社 HiSeq2000は次の通りです。 詳しくは、Illumina社のウェブ(http://www.illuminakk.co.jp)をご参照ください。

※ 実際に納品するデータ量はこの表に近いものとなりますが、これを保証するものではございません。

 

表1. Illumina社 HiSeq2000 データ量(Illumina社のカタログより抜粋)

Q.1-3 シーケンサーを利用して発表された論文にはどんなものがありますか?

Illumina社に、ご参考となるページがございます。 Illumina社:http://jp.illumina.com/science/publications.html (2016年11月末現在)

 

Q. 1-4 インフォバイオ社に依頼するメリットは何ですか?

当社では、前処理作業とバイオインフォマティクス処理を、多くの経験を積んだ者が担当します。研究のご要望に対する柔軟性が高いため、従来のシーケンシングメニューでは対応しきれなかった解析も可能となっています。またアフターフォローもいたします。 大量のシーケンシングデータを必要とする研究を実施・計画されている研究者の皆様の強い味方となります。初めての方でも、試したことがある方でも安心してご依頼いただけます。 

 

Q. 1-5 解析に必要な試料の量を教えてください。

送付される試料の形態や量につきましては、方法により異なりますので事前にお問い合わせください。RNA試料の場合、エタノール沈殿でのご送付をお願いしております。

表3. 解析に必要なサンプル量・液量・形態 

  解析方法 必要最低限なサンプル量 液量・形態
DNA解析 ホールゲノム解析ゲノム
リシーケンシングゲノムde novo
シーケンシング

エクソーム解析

ゲノム DNA
(精製済)
1 μg程度(方法により異なります)
○ サンプルはTE Buffer等で溶解させてください。○ 液量は50 μL以下にしてください。 
ターゲット
ゲノムシーケンシング
PCR増幅または
ハイブリダイゼーション
より回収したDNA
(精製済)
ChIP
シーケンシング
DNA 免疫沈降物 50 ng
RNA解析 5’末端タグ
プロファイリング
total RNA(精製済) 30 μg
○ サンプルはRNase free水に溶解させてください。
 エタノール沈殿でのご送付をお願いいたします。例:100 μL程度のRNA溶液に溶液の1/10量の3M 酢酸ナトリウム(10μL)2.5倍量のEtOH(250 μL)を加えてください。
○ 送付には1.5 mLのスクリューキャップ型チューブをお勧めいたします。
3’領域タグ
プロファイリング
total RNA(精製済) 2 μg
small RNA 同定
および定量化
total RNA(精製済) 10 μg
mRNA
シーケンシング
total RNA(精製済) 10 μg 

 


 

Question 2. ご注文前のご質問

Q. 2-1 大量のデータを自分で処理できるか不安ですが大丈夫ですか?

当社では、シーケンシング後のデータ解析も承っておりますので、ご安心ください。また、得られたデータを次の研究に生かせるようにサポートいたします。ご自分で解析される場合、次のようなプログラムが成果を上げているようです。(これ以外にも様々なプログラムがございます)

 

マッピングやアセンブル処理に関して BWA など
ゲノムビューアー等 UCSC Genome Browser、Tablet など
de novo アセンブルに関して Velvet など
ChIP解析に関して HPeak、PeakSeq など
 

Q.  2-2 取扱代理店を教えてください。

当社にお問い合わせ下さい。

 

Q.  2-3 詳しい人に説明に来てもらいたい。

十分な知識と経験を持つ者がご訪問いたします。お気軽に、ご連絡ください。

 

Q.  2-4 解析費が高額だと注文できません。

ご安心いただける、価格をご提示いたします。

 

Q.  2-5 納期を教えてください。

混雑具合にもよりますが、試料をお受け取りしてからシーケンシングの生データを取得するまで、標準で2か月程度のお時間をいただいております。

 

Q.  2-6 以前調製したRNAでも解析できますか?

発現解析には、新鮮なRNAを用いる方が精度の高い解析が行えます。なるべく新しいものをご用意ください。塩の含まれない溶液中の状態で凍結・融解を繰り返すとRNAが分解する可能性がございます。

 

Q.  2-7 mRNAシーケンシング解析だけでなく、5’末端解析や3’領域解析を受託している理由を教えてください。

mRNAシーケンシング解析は、mRNA全体の配列を明らかにする新しい解析法です。どのエクソンが使われているのか解明することができます。 5’末端解析は、mRNAの先端部に注目し、転写開始点を厳密に明らかにすることができる解析法です。 3’領域解析は以前からあった解析法で、SAGE法をこのシーケンサー用に改変したものです。5’末端解析と3’領域解析は定量性が優れております。発現解析をご紹介している「RNA解析」もご参照ください。

 

Q.  2-8 いまマイクロアレイで研究を進めていますが・・・。

ご研究は順調にお進みでしょうか?満足できる結果が得られているのならば問題ありませんが、もし、何か不安や心配をおもちでしたら、シーケンシングで塩基配列を直接明らかにする方法もございます。この方法は、検出感度のダイナミックレンジも広く、また、シーケンシングデータが得られますので参照とするリファレンス・データがアップデートされても、再アノテーションすれば取得したデータも最新にすることができます。 

 


 

 

Question 3. ご注文後、試料発送前のご質問

Q.  3-1 サンプルシートの送り方を教えてください。

ご注文が成立し解析する試料を当社にお送りいただく際に、サンプルシートをメール添付かFAXでお送りいただくか、試料と共に梱包してください。試料と共にお送りいただく場合は、サンプルシートが水ぬれしないように手当をお願いいたします。サンプルシートにつきましてはこちらのページからご希望の解析内容のサンプルシートをダウンロードして下さい。

 

Q.  3-2 サンプルを週末に送る予定ですが、問題はないでしょうか?

試料は必ず平日の月~金曜日(9:00~18:00)(週末・祝日を挟まないでください)に、当社に到着するようにお送りください。あらかじめ送り状番号等をご連絡いただければ、当社でも追跡できます。送料のご負担はお客様にお願いいたします。

 

Q.  3-3 データはどのように納品されるのですか?

納品するデータはデータ量に応じて、DVD-R等の光学メディアや、ハードディスク等を用いて納品いたします。

 

Q.  3-4 インフォバイオ社に送った試料や研究情報は悪用されませんか?

試料や研究情報は決して他の目的には用いません。また基本的には、試料はご返却いたしません。一定期間保管後、破棄されます。特別な処置をご希望される場合はご相談ください。また秘密保持契約の締結が必要なお客様はご注文前にお知らせ下さい。